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turbo717's Activity 

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木曽川_桃介橋

 木曽川と桃介橋
momosuke_blidge

本日は、つつじ咲く、天白公園に行ってまいりました。

「橋のある風景」として、この桃介橋を紹介します。

長野県-南木曽町の近代化遺産(南木曽町有形文化財)として建造された橋です。
木製ではわが国最長の吊り橋で、平成 5年に「大正ロマンを偲ぶ桃介記念公園整備事業」の一環として復元され、国の重要文化財(近代化遺産)に指定されました。周辺は「天白公園」として整備されています。
この付近では最大川幅のところにあり、全長247m、幅2.7mで、美しく雄大な景観を誇っています。
場所は、JR南木曽駅をでてすぐのところにあります。正面(西側)道路を、三留野(みどの)方向へ右折し、300mくらいいったところにあります。
国道19号線と、木曽川をまたいでいる橋ですので、とても利用価値のある橋となっています。普段は主に、両岸の集落の連絡用通路、通学用道路として利用されています。
この時期、天白公園に向かうハイカーなど、多数の人たちが興味深げに渡っています。

国道19号線南木曽町辺りで、この橋が見えますので、下流のほうに渡された橋をわたり、天白公園に駐車して、ぜひ渡ってみてはいかがでしょう。


絵は南側の車道から、上流方向へ桃介橋を眺めたものです。山々はこれから新緑に彩られます。

事典:桃介橋
桃介橋略歴

「桃介橋(ももすけばし)」は別名「桃の橋」と呼ばれ、大正11年9月に完成しました。
木曽川の水力発電開発に力を注いだ大同電力(福沢桃介社長)が読書発電所(大正12年完成)(これより5kmほど北側に建設されています。)建設の資材運搬路として架けたものです。
その後、昭和25年から村道(現在の町道)として、両岸集落の交通や、高校生・中学生の通学など地域の交通に大いに役立っていましたが、昭和53年頃から老朽化も進み、本格的な修理もできなかったため廃橋寸前となっていました。この間、保存・活用の声が多くあり、付近一帯の天白公園整備に併せて近代化遺産(南木曽町有形文化財)として復元し、大正時代の長大吊橋の本格的な保存と活用をめざしたものです。
この橋は、木製補剛桁を持った吊橋としては、日本有数の長大橋であり、下部石積み・上部コンクリートの主塔3基を有し、この種の吊橋としては当時(大正時代)我が国の土木技術の粋を集めためずらしい4径間の吊橋となっています。
 3基の主塔はデザインも大変すぐれており、特に中央の塔からは水辺へ降りる石段が設けられています。また、それぞれの主塔から斜吊索が張られ19世紀末のアメリカの吊り橋によく似ているといわれています。橋の中央に資材運搬用のトロッコのレールが敷かれていたため、その痕跡が分かるように復元してあります。


同じデザインの橋は、JR十二兼(じゅうにかね)駅の近傍など、木曽川の上流にもいくつか残されています。

明日は、木曾義仲ゆかりの、巴ケ淵にかかる、JR中央線の橋です。
電車が快音を立てて渡っていくさまを絵にしたいと思っています。


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